ワークショップを行って
9月11日と12日のワークショップ。
多くのピアニスト・声楽家・ヴァイオリニストさんがお集まりくださいました。
いつも冒頭にフェルデンクライスの特長について説明をさせて頂くのですが、
今回は「他のメソッドとの違い」について、としました。
プラクティショナーの間では、「フェルデンクライス」を説明するのが難しい!というのがもっぱら共通する悩みなのですが、
最近、個人的にはクリアになりつつあります(笑)
フェルデンクライスジャパンのかさみ康子さんとの共同開催でしたので、
かさみさんのフェルデンクライス的な切り口と、私の音楽家としての目線を最大限に融合させることも大切な課題として準備しましたが、その辺りも興味深い相乗効果が得られたと思っています。
4つのキーワードを通して、音楽家特有の身体の使い方や癖の考え方にアプローチ。
直後に楽器を演奏して頂けるので、その効果も実感していただけました。
「学習」とは何なのか。
練習して鍛えるしか方法がないと思っていたことが、アプローチを変えるだけでマスターできてしまうびっくりも体験していただけて、改めて「脳」を介した学習方法について考えることが大切だと実感しました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
以下受講生よりいただいた感想
・一つの動きに様々な部位が関わっていて、動かす部分以外がすごく大切なんだと気づかされました。
・フェルデンクライスを体験する度に、身体と脳は一つだということを痛感させられています。
・ピアノを弾く時の、肩と耳の接点を感じることで、急にその動きを楽に感じました。
・人の動きを見るのはとても参考になります。フェルデンクライスをやりながらの楽器の演奏も色々と違いを確かめられて面白かったです。
・とても濃い内容でした。手や腕の動きと胸、肋骨、脊柱の動きのつながりを学ばせて頂きました。
・とても内容が濃く、「目からウロコ」経験がたくさんありました。これが全て身についたら弾き方が変わるだろうと楽しみです。